今回の間取り5つのポイント
- 32坪とコンパクトなサイズです。30坪前半で家を建てたい方の参考になれば。
- 3LDK+シューズクローク+ファミリークローゼット+部屋干しできるランドリールーム
- キッチン、水回りの家事動線を良くする間取り。
- 洗面所、脱衣室、ランドリールーム、ファミリークローゼットが近くにあるので、「洗濯」から「干す」、「仕舞う」の一連の作業が一か所で済むので楽です。
- シューズクロークはウォークスルーなので家族用玄関としても。
- 将来間仕切り可能な子供部屋。
個別間取り相談概要
2018年頃からインスタグラムで面談での間取り相談を開始しました。約2年間で約70組以上の方の間取りを作成してきました。
相談者は遠方の方も多かったため、2019年頃よりメールでの間取り相談も開始しました。面談とメールでの相談件数を合わせると100組を超えます。
多くの間取りはインスタグラムでも公開していましたが、未公開の間取りもたくさんあります。その中から公開可能な間取りをこのブログでも紹介していきます。
奈良県S様からの間取り要望
土地
- 約47坪
- 北、東道路
- 駐車2台
全体の要望
- 30坪〜32坪
- 2階建て
- 4人家族
1階の要望
- 南玄関
- リビング南側に明かり取りの大きな窓
- ファミリークローゼット3〜4畳
- 階段はリビング、廊下どちらでもOK
- 洗面と脱衣室分ける、脱衣室2畳
- 室内干し2畳程度
- リビングにちょっとした収納
- パントリー
- シューズクローク→ファミクロ→洗面所が理想
2階の要望
- 主寝室6畳以上+ウォークインクローゼット3畳又はクローゼット2畳
- 子供部屋4.5畳、将来間仕切り
- トイレ
- バルコニーはなし
作成した配置図
- 約8.4m×18mの長方形の敷地です。
- 駐車場は2台
- 「南側玄関」の要望がありました。南側でも道路から近い東よりに玄関を設けたいところですが、開けた東側にLDKを配置したかったので、玄関を西側にしました。
作成した間取り
間取りの説明
- 「廊下は無駄」という考えが一般的ですが、廊下があることで動線がスムーズになることも多々あります。
- 廊下を削減した間取りの例としては、リビングを介して各部屋へ行き来する方法があります。この場合、面積は削減できますが、各部屋へ移動するたびにリビングを通らなくてはいけないので、「リビングの落ち着き」や「入浴時のプライバシー」などが気になるところです。
- 30坪で4人家族を想定した間取りの場合、比較的タイトな設計となります。ですので、廊下はできるだけ省く傾向にあります。一概に廊下の有無で家事動線の良し悪しは決められませんが、30坪程度の間取りで、回遊性などを含めた家事動線を取り入れる場合は、工夫が必要になると思います。
- ファミリークローゼットが洗濯機のある脱衣室と部屋干しできるランドリールームの近くにあります。便利です。ファミリークローゼットのメリットデメリットはこちらの記事参照。
間取りの構成
【間取り】:3LDK+SCL+パントリー+ランドリールーム+ファミリークローゼット
【キッチン】:対面キッチン
【階段】:廊下階段
【玄関】:南玄関
建物概要
外形サイズ:6.37m×10.92m
1階床面積:63.76㎡(19.28坪)
2階床面積:43.89㎡(13.27坪)
延床面積:107.65㎡(32.56坪)
作成した外観
- 外観はシンプルな箱型です。
- 箱型でも南側は屋根がかぶるようにそで壁で囲っています。
- 道路面が素っ気ない印象になるので、出窓風にしています。
家事動線の良い家のメリットデメリット
家事動線の良い家メリット
- 家事はマルチタスク(複数の仕事)を同時にこなさなければなりません。それらを効率良くこなすために、各スペース(キッチン、洗濯場、物干し場、洗面所、脱衣室・・)へのアクセスのしやすさは、重要な要素となります。
- 家事動線が良いと家事の作業効率が上がります。
- 家事動線がよい例として回遊できる動線があげられます。回遊動線があると、一つの場所に行き来するのに、2方向からアクセスできる可能性があります。そうすると出入口での混雑を防ぐことができます。
家事動線の良い家デメリット
・動線確保のために廊下を作るなど、面積が増える可能性があります。
↓関連記事【個別間取り相談 Case02】もご覧ください↓
コメント