住宅デザイン・60ノ型

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住宅のデザインについて

伝統的な住宅のデザインは、様式ごとにカテゴリー分けされていますが、モダンでくくられた現代風の住宅デザインは、多種多様で、わかりやすく体系化されたものがありませんでした。

私が住宅設計を始めたころは、真似をすることからはじめましたが、気に入った住宅のよいところを部分的にあれこれ良いところ取りし、全体としては、とてもまとまりのないものでした。

現代住宅においても、素材やパーツごとに相性があり、間違った組み合わせをすると、とても残念なデザインになります。

今回、現代風住宅におけるデザインの体系化に取り組むべく、住宅の大まかなパーツの組み合わせで、60種類の型としてまとめました

住宅デザイン・60ノ型とは?

デザイン住宅・60ノ型

↑画像のように、モダン住宅で想定される60種類の家のカタチを表にまとめています。

今回の60ノ型は、どの型を選んでも、おしゃれな家になります。

この60種類の型を基本に、アレンジを加えることで、オリジナリティあふれる家が実現します。

住宅デザイン・60ノ型概要

 

デザイン住宅・60ノ型参考

❶大きくは、屋根の種類でカテゴリー分けしています。

  • A1 箱型で軒出ゼロ : 図のように四角の立方体に近い形です。陸屋根もこれに分類します。屋根の場合は、片流れでガルバリウム鋼板、屋根勾配は1/10~1/50を想定しています。箱型の屋根は、モダン住宅の形としては、様式にとらわれることなく、最も自由にデザインできます。ただし雨漏りのリスクがあるので、施工上注意が必要です。
  • A2 箱型勾配違い : 三角屋根で軒の出ゼロを想定しています。「勾配違い」と表記していますが、通常の三角屋根の家もこれに分類してよいです。三角屋根は、少しメルヘンチックな印象を与えるため、そのイメージを逆手にとって、モダン住宅にアレンジすると、よりおしゃれな家となります。
  • A3 片流れ : 通常の片流れ屋根です。片流れの場合、縦方向のバランス的に、屋根勾配は3/10以下が望ましいです。片流れは、ハウスメーカーや工務店で、モダン住宅を作る際の定番の屋根です。勾配を急にすると、水上側(屋根の高い方)が、かなり高くなります。隣地の日差しを遮る恐れがあるだけでなく、壁面が間延び(しまりがないこと)します。
  • A4 切妻 : 和モダン住宅を想定して切妻屋根を選択肢に加えました。和モダン住宅の場合、屋根勾配は緩く、軒の出を大きくとるとよいです。
  • A5 寄棟 : モダン住宅で寄棟屋根のすることは少ないですが、ハウスメーカーのモダン住宅で採用されていることも多く、アレンジ次第でモダン住宅になります。

❷建物本体の形の基本形

  • B1 箱型 プレーンの箱型です。
  • B2 箱凹型 箱型に凹みがある形です。プレーンの箱型にそで壁を取り付けて凹んだように見せる場合もこれに該当します。
  • B3 箱凸型 箱型に凸部のある形です。バルコニーやL形の間取りで一部が出っ張る形です。
  • B4 箱型凸凹型 箱型に凸部と凹部、両方ある形です。複雑な形の間取りの場合、凸部と凹部をこれらのように単純な形に整理すると、デザインが容易になります。

❸建物本体の形状は4つの基本パターンにオプション1とオプション2を組みわせ、全てで、12パターンです。(図参照)

  • 屋根5種類×本体の形12種類=60種類の型です。

【01型-04型】

デザイン住宅・60ノ型01-04

 

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デザイナーズハウスの間取りと外観4選

 

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